そもそも株価の妥当性はどの程度なのかを考察しておきたい。
◆06年3月決算(実績)
売上:1893(単位は百万円)
経常:912
利益:576
1株利益:8731円
◆07年3月決算(来期予測)
売上:4790
経常:1720
利益:990
1株利益:14042円
07年3月期予測ベースで、PERが151倍。PERで見れば割高であることは明白。しかしながら本当に成長性を加味すると割高なのか。
人口3億人の米国最大のSNS、マイスペースの会員数が5100万人。人口対比で約17%が会員。
日本の人口1億2千万人の17%というと2040万人。現在の会員数が700万人だからざっと3倍の会員増加余地が今後ありえると言えます。(国柄にもよりますが、韓国のSNS大手、サイワールドは国民の3分の1が会員になっています。)これがどの程度収益に貢献する余地があるかといのが大きなポイントです。
MIXIの収益源のほとんどは、バナーなどの広告収入。PCとモバイル両方があります。10月現在、既に1日あたりのページビュー(PV)は2億を超えているようです。月間で60億PV程度になります。ユーザー数が700万人だから一人当たり月間857ページを閲覧する勘定です。
仮に会員数が現在の3倍、2000万人となり、1人あたりの利用ページ数が現在の2分の1、約月間500ページにおちたとしても、月間100億PVの規模となります。ヤフーが約300億PV程度ですから約3分の1程度の規模です。この程度までであればMIXIのPVは伸びる可能性があります。
1PVあたりの売上げですが、広告の単価が平均0.1円/PVであると想定すると月間の売上げが10億、年間で120億。売上利益率が20%ですから、24億円。1株あたりの利益が概ね3.3万円です。(このPV単価0.1円というのは第一四半期の売上げ9億円に対して、その頃のPV、月間30億PVという数字で割ると大体その程度ではないかと仮定しています)
最終的にPERが20倍〜30倍となっていくと考えると株価が66〜99万円が妥当といえます。笠原代表が、3年程度の期間を経て現在の株価が説明のつく経営状況にしていきたいとインタビューに答えている記事をどこかでみたのですが、まさに3年程度で1日2万人の会員増だとすると3年後の約2000万人となり、上記利益が見えてきます。しかしながら、株価の妥当値ではこの時点でも割高と思えます。仮にPER50倍でも165万円。公募価格が155万円だから公募の時点で既に3年後の利益を織り込んでいると言えます。
200万円を切ったら割安かなと思っていましたが、妥当な株価でいくと100万円切りではないでしょうか?
ECなどの別の収益体制を確立すると、収益や株価の面で上ぶれする可能性があるといえます。
【■株式/外国為替/投資の最新記事】

